日本サッカーの実力 プレイスタイル

サッカーは世界中で人気が高く、その競技人口は世界一と言われているスポーツです。多くの国にプロリーグが存在し、各国の代表チームによる国際試合、中でも大陸ごとに予選を勝ち抜いてきた代表チームが集まり世界一を決めるワールドカップは、スポーツという枠を越えて世界中の人が注目する一大イベントです。

日本では1993年にJリーグが発足し、それまで企業に社員として所属し、社会人リーグで戦っていた選手たちがプロとしてサッカーに専念できるようになるなど、環境の整備に伴って徐々にその実力も高まっていき、1998年のワールドカップフランス大会では初めて予選を勝ち抜き本戦に出場しました。

以来5大会連続でワールドカップ出場を決め、2002年日韓共催大会や2010年の南アフリカ大会では決勝トーナメントに進むなど、着実な成長を遂げ、2018年に行われるワールドカップロシア大会への出場権も手にして6大会連続のワールドカップ出場を決めるなど、アジアではトップクラスの実力を誇ります。

地域ごとにそのプレイスタイルに特色があるのがサッカーの特徴で、例えば圧倒的なフィジカルを武器に戦うアフリカや、個人のテクニックに秀でた南米、組織的なプレイと個人技を両立するヨーロッパといったようもプレイスタイルも分かれます。日本はフィジカル面での不利を補うように組織的なプレイスタイルを確立していて、近年では海外のトップリーグで活躍する選手も出てくるなど個の力の増大も目覚ましく、ヨーロッパに近いプレイスタイルと言えるでしょう。